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御祭神「八大龍王神」について

宇宙創造、万物育成、大願成就、諸霊救済の御神格を具し給う大神

 当聖団の御祭神は「八大龍王神(はちだいりゅうおうじん)」であります。
この八大龍王神が昭和二十二年に教祖龍聖(りゅうせい)に降下せられ、以後、教祖龍聖は神の聖使、聖なる使いとして多くの人々を救われ、導かれたのであります。

八大龍王は「法華経」に仏法を守護する八つの龍神(難陀龍王・跋難陀龍王・娑伽羅龍王・和修吉龍王・徳叉迦龍王・阿那婆達多龍王・摩那斯龍王・優鉢羅龍王)としてその御名が見られます。
諸説ありますが、一四〇〇年程前に仏教と共に法華経が日本に伝来して以来、奈良、平安時代と信仰され、鎌倉前期には源実朝が「金槐和歌集」にて「時より過ぐれば民の嘆きなり 八大龍王雨やめたまへ」と詠んでおり、また日蓮宗の開祖である日蓮上人とも深い関りがある事から、八大龍王が鎌倉時代以前より日本に於いて信仰されていたことがわかります。
教祖龍聖は自らに降下せられた大神を、歴史上みえる上記の様な八つの龍神の総称でお呼びする「八大龍王」より、更に御神格(ごしんかく)を高められ、宇宙創造、万物育成、諸霊救済、大願成就の御神格を具えし給う偉大な御存在、「八大龍王神」と云う一柱の大神として祀られました。

教祖龍聖はこの偉大な大神を次のように説かれています。
 
『八江聖団の御祭神である八大龍王神様は、宇宙創造主であります。
八大龍王神様の「八」は、四方八方の八であり、末広がりで無限大に広いという意味であり、又、
 
「大」という字は、字の如く無限大に大きいという意味を含んでおり、この二字を合わせての『八大』とは、宇宙の無限大性を現わしたものであります。


「龍」とは、「龍顔を拝します」又は、「龍駕でお越し召された」という如く昔から天子をはじめ尊い方に対する尊敬の言葉としてよく使われておりましたが、当聖団の場合は、万能の力の所有者、法力顕現(ほうりきけんげん)のすばらしい方に対する尊敬の言葉であり、
 
「王」は字の如く支配者に対する同様の尊敬の言葉であるとされています。

従って「八大龍王」という神様は、この広大無辺な全大宇宙を創造したまい、幾十億万年たったか、幾百憶万年たったか分からぬその過去から現在、更に今後続くであろう幾百億万年、幾千億万年の未来に対し、この全大宇宙のありとあらゆる天体を創りそれを統括し支配せられる方、又、ひとつ地球上の例をとってみても、ありとあらゆる万物を創造したまい、そして天地の法によって動植物はもとよりすべての物質の組織形成である超極微(きょくび)な、人間の肉眼では見えないところまで中心を射ぬいて法力を顕現したまう方であります。』
 

この果てしない全宇宙の中心に、この宇宙の運行すべてを司る御存在がおられ、その力によってこの大宇宙が規則正しく生き生きと動き、発展しているということはまぎれもない事実であります。
このことは古来より全宗教の開祖や先達たちが、その命をかけた修行や祈りによって信知し、そのことに感動してそれを神と呼び佛と呼んで称え、その法則を「教え」として遺しているのであります。

このような御存在が、当聖団では御祭神「八大龍王神」であります。